この記事の監修者

土地家屋調査士:寺岡 孝幸(てらおか たかゆき)
資格:土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)、行政書士。
取扱い分野:地目変更登記など表示に関する登記全般。

経歴:開業以来21年間、地目変更など登記に関する業務を行っています。
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地目変更の申請書は、以前はB4サイズの縦書きでしたが、
現在ではA4サイズの横書きで、用紙の質についても、
長期的に保管のできる用紙で作成しなければなりません。

現在では、パソコンで地目変更の申請書を作成して、
印刷することが多いですので、
普通用紙で印刷しても良いでしょう。

また、白紙の用紙に、すべて手書きの申請書でも良いのですが、
黒のボールペンか、黒のインクで記入する必要があり、
鉛筆は使用してはいけません。

地目変更登記の申請書に記入すべき内容としましては、
まず、用紙の一番上に横書きで、
タイトルとして、「登記申請書」と少し大きな文字で記入します。

そして、その下に、「登記の目的 地目変更」と記入し、
行を変えて、「添付書類 申請書の写し」と記入します。

なお、地目が農地である土地を、農地以外の地目にする場合、
もし、農地法の手続きをしている土地であれば、
「添付書類 申請書の写し 許可証」と記入します。

次に、その下の行に、「平成○○年○○月○○日申請」と記入し、
○○には、実際に申請する年月日を記入します。

そして、その下に「□□法務局□□支局」と記入し、
□□には、実際に申請する法務局名を記入します。

ただ、法務局には、□□法務局や、□□地方法務局、
□□地方法務局□□支局などの正式な名称がありますので、
正確な名称を確認して記入しなければなりません。

そして、その下に「申請人 住所と氏名 印」を記入し、
住所と氏名の所には、申請人の現住所と氏名を記入します。
印の所には、申請人の認印を押印します。

ここまでが、A4サイズの用紙の半分くらいの位置となり、
申請人の住所と氏名の記入の下に、
「連絡先の電話番号 △△ー△△△△ー△△△△」と記入し、
△には、申請人の電話番号を記入します。

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次に、A4サイズの用紙の半分くらいから下に記入すべき内容ですが、
まず、「不動産番号 ○○○○○○」と記入し、
申請土地の不動産番号を記入します。
ただ、不動産番号がわからなければ、空白でもかまいません。

そして、その下に、「土地の表示」と記入して、
さらに下に、「所在 □□市□□町・・・」と記入し、
□には、申請土地の所在を記入します。
なお、所在の所には、地番については記入する必要がありません。

次に、所在の下に、横一列で、
「①地番 ②地目 ③地積㎡ 登記原因及びその日付」と記入し、
それぞれの下に、申請土地の地番と地目、地積を記入します。

申請土地の地番と地目、地積については、
その土地の登記簿謄本か、登記事項要約書又は登記情報を取得して、
最新の登記情報を確認してから、正確に記入する必要があります。

そして、その下に行を変えて、
今度は、変更後の地目と地積、登記原因及びその日付を記入します。

たとえば、登記の地目が畑で、宅地に地目変更しようとした場合には、
「①地番  ②地目  ③地積㎡  登記原因及びその日付
 ○○番   畑    ?100㎡
      宅地  100.○○㎡  ②③平成○年○月○日地目変更」
といった記入になります。

例のとおり、登記原因及びその日付のすぐ下は空白で、さらに一行下に、
「②③平成○年○月○日地目変更」と記入しますが、
○には、実際に地目が変更した年月日を記入します。

もし、地目変更の正確な月日がわからなければ、
「②③平成○年○月日不詳」や、「②③平成○年月日不詳」と、
記入してもかまいません。

なお、地積については、田や畑、山林や雑種地から、
宅地への地目変更でしたら、
小数第二位まで記入しなければなりません。

しかし、田や畑から、山林や雑種地への地目変更や、
宅地以外への地目変更であれば、
地積については整数でかまいませんので、地積に変更は無しとなります。

その場合には、変更後の地積の所は空白にしてから、
「②平成○年○月○日地目変更」というふうに、
③をのけて記入することになります。

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