地目変更の登記申請の手続きを、
一般の方がすべて行うには、
慣れていない分、手間と時間をたくさん取られることも多いでしょう。
法務局での登記情報や地積測量図などの取得、
決められた様式で登記申請書の作成、
必要な添付書類の作成など、いろいろとやることが多いからです。
ただ、登記の地目が農地(田や畑)を、
農地以外の地目に変更しようとする場合には、
農地転用手続きもからんできますので、
一般の方がすべて行うには、かなりハードルが上がります。
そこで、農地転用の手続きがあってもなくても、
地目変更の登記申請手続きを、
誰かに代わりに全部やってほしいといったこともあると思います。
そういった場合に、誰に頼めば良いのかが、
よくわからない人も多いかもしれません。
実は、地目変更の登記申請などを代理で行うことを、
職業としている専門家が、全国に数万人います。
その職業とは、土地家屋調査士という職業です。
司法書士なら聞いたことがある人も多いでしょうが、
土地家屋調査士については、はじめて知る人もいるかもしれません。
土地家屋調査士の読み方は、『とちかおくちょうさし』です。
決して、とちかやちょうさしではありませんのでご注意を。
地目変更の登記申請を自分でするには、
あまり自信が無い人や、そんな時間もない人、
労力をかけるくらいなら多少費用を出しても、
地目変更の手続きをすべて代理してもらいたい人もいることでしょう。
そういった場合に、多少の費用をかけても、
地目変更についての専門家である土地家屋調査士に、
すべておまかせで依頼するのも1つの方法です。
土地家屋調査士に依頼するには、
電話帳や、ネットで調べて、
近くの土地家屋調査士を探すことになります。
もし、知り合いの司法書士がいれば、
連携してる土地家屋調査士がいる場合が多いので、
紹介してもらうという方法もあります。
いずれにしましても、土地家屋調査士が代理人となり、
地目変更のための、法務局での事前調査や、
現地調査、登記申請書類の作成、
そして、登記完了までのすべてを代理してもらえますので安心できます。
なお、親戚など、登記に詳しい人がいる場合には、
その人を代理人にして、申請してもらう方法も考えられますが、
報酬を支払ったり、何度も依頼すると法的に問題があります。
なぜなら、地目変更などの登記申請を、
代理人として行って良いのは、
基本的に土地家屋調査士だけだからです。
ただ、無報酬で、一度限りであれば、
親戚や知人にやってもらうことも考えられますが、
あまりお勧めはしません。
そういった場合には、代理ではなく、
親戚や知人に書類の作成などを手伝ってもらい、
所有者本人が申請人になって、本人で申請することをお勧めします。
このページを読んだ人は、次の関連性の高いページも読んでいます。
・ 地目変更の費用